付加価値税(value-added tax)。一言で言うと、日本の消費税のようなもの。ヨーロッパの国々で定着している。
VATは、製品やその部品が売られるたびごとに課税される消費税の一体系で、
「生産者→卸売業者→小売業者→消費者」
の各流通段階ごとに増加した価値の部分が課税対象となる。例えば、ある業者が 200ユーロで部品を買い、機械に組み立てて300ユーロで販売すれば、差し引き額100ユーロがVATの課税対象となる。
ちなみに、海外旅行者がヨーロッパで買い物をした場合、商品の購入額が一定金額を超えれば、VATの一部払い戻しが行われる。
VATの税率は国によってまちまちだ。ヨーロッパの主要国の中では、ドイツの税率が他国に比べて低く設定されていた。しかし、昨年末に誕生した独新政権は、経済界の反対を押し切ってVATの税率引き上げを決定。2007年1月に同国のVATは現行の16%から19%へと変更される予定となっている。
市場では、この税率引き上げがユーロの足枷になるのでは、との懸念も広がっている。
|